アンティークピアノと郷愁。。

雨が降るティータイムは、お客様も雨音を楽しむように、ゆっくりされていました。

今日ご来店のお客様が、店内のアンティークピアノから、会話が始まりました。

お歳は88歳。。

職業は、指揮者。。(°_°)凄い。。
合唱から吹奏楽まで、指揮をとられていたそうです。

78才まで、現役でご活躍されていたそうです。

当時は、楽団の方々に厳しく指導されていたそうで、恨んでる人もいるだろうなぁ。。と冗談を言いながら、楽しくお話ししていました。

厳しかったという事は、妥協を許さない。。という事。
妥協を許せなかったという事は、その時を、真剣に生きた証。。

色々と衝突をしながら、お互い理解しあい、一つの音楽を作っていく。

素晴らしい作品が、生まれる時は、必ずこの辛い行程があります。

器用ではないけれど、その不器用さが、人間としての、味や深みに感じます。

ぶつかり合う事に、臆病になってしまう私達ですが、仕事に於いては、そういう事も、自己成長に繋がる場合もあると思います。

勿論、基本的に自己肯定感がある事が前提ですが。。

人生を真剣に生きてきた人の顔は、深いシワをも、味に変えてしまいます。

そういうシワって、素敵だな。。と思います。

一瞬。。当時の真剣な眼差しになり、ピアノを見つめる目は、遠くを見る様な、優しい眼差しに。。

歩んだ道のりを、良い人生だったと言える自分でありたいと、改めて感じた、ノスタルジックな午後。。でした。

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